この記事は大体これ位の時間で読めるかも?: 37

ボロボロの状態からなんとか立ち直り、

潜在意識の活用を勉強していくうちに

僕はみるみると元気になっていった。

 

もう迷わない。人生はここからだ。

 

しかし、ばあちゃんの形見であるココの体は、

知らずのうちに蝕まれていた。

 

そう。ガンだったんだ。

 

新しい門出を挫く様な出来事だった。

結婚している時は爪切りや健診など

『平日の方が空いてるから』と彼女が

いつも車で動物病院に連れて行ってくれていた。

 

しかし離婚してからというもの、

僕はどこに何があるかも分からない状態で

とにかく毎日生活に追われていたんだ。

 

だから、爪切りは自分でやっていたし

シャンプーもカットも全部やっていた。

 

たまたまある日、8種混合ワクチンを打ちに

行った時に普通は触診などしないのだが、

先生がなんとなく気になって触ってくれた。

 

『何かシコリがある』と言われ僕はドキっとした。

レントゲンを撮る事を勧められ、その日のうちに撮った。

数日後『病院に来て下さい。話があります』と連絡が来た。

 

電話で用件を済まさないという事は。。。

僕はもう覚悟をしていた。

 

案の定、獣医さんから『ガンです。手術をしなければ余命3ヶ月』

と告げられた。

手術についても、転移が酷ければ無理には出来ないという。

放射線治療を行って延命するか、安楽死しか道はない。

 

嫌だ!!ココが居なくなったら僕は何もかもを失ってしまう。

それからというもの、毎年元旦にしか行かない神社に毎日行って

お願いする様になった。

 

神様ココを助けて下さい。

 

ばあちゃん。まだココを呼んだらダメだ。

 

毎日僕の潜在意識をフル活用する様にした。

ノートにココは必ず助かっている。

数か月後は元気になっている。

と書き、毎朝毎晩唱え続けた。

 

病院の方はココをしばらく預かります。と言った。

大手術になるし、病院の雰囲気に慣れさせる為だ。

 

僕は二度と連絡を取るまいと思っていた彼女に連絡した。

彼女は言葉が出なかった様だ。

でも『大丈夫。ばあちゃんが守ってくれるから』とだけ

言って電話を切った。

 

僕は今まで潜在意識の活用を行い、ある程度の実績があったので

 

『とにかく信じれば助かる』と確信していた。

 

今はもう行けない福島の街。そこに暮らしていたココは大震災

の直前に東京に来て奇跡的に助かった。

 

そんな運が良いココが簡単に死ぬ訳がない。

 

大手術が終わった。

先生は『これが切除したガンです』

と見せてくれた。乳首は殆ど取られていた。

 

それで。。。先生??

 

僕は聞いた。

 

『大成功です。全て取りきりました』

 

僕は家に帰り、ココを抱きしめながら泣いた。

 

神様。ばあちゃん。ありがとう。

ココよく頑張ったね。

そして、僕の潜在意識ありがとう。